お知らせ

2025年度の新入生クラス会が開催されました

龍谷大学哲学科哲学専攻の新入生を対象とするクラス会が、2025年4月1日に開催されました。

新入生の皆さん、ご入学、まことにおめでとうございます!

『龍谷哲学』第51号が刊行されました

2025年3月10日に『龍谷哲学』第51号が刊行されました。
目次(一部抜粋)は以下の通りです。

特集1 入門書紹介
特集2 レポートの書き方
特別寄稿 デカルトとパスカル――科学革命に直面した哲学者たち――
2024年度優秀レポート 2本
2023年度優秀卒業論文 3本

『龍谷哲学』第51号表紙

以上、お知らせ申し上げます。

『龍谷哲学論集』第39号が刊行されました

2025年1月31日に『龍谷哲学論集』第39号が刊行されました。
目次は以下の通りです。

論文
松田克進「ウカシェヴィッチによるカルナップ批判――形而上学の是非をめぐって――」1-28
山口雅広「トマス・アクィナス『王制論』第一巻第一章における、社会的でポリス的な動物としての人間にかんする典拠と意味についての一考察」一―四三

研究報告
藤本忠「量子場から粒子像へ――楔形領域と二重錐に基づく考察――」29-50

『龍谷哲学論集』第39号表紙

『龍谷哲学論集』第39号裏表紙

以上、お知らせ申し上げます。

【シンポジウム】科学研究費基盤研究(C)「13世紀前後の西欧における人、動物、動物表象の関係性を巡る学際的研究」(24K03801)表象班主催シンポジウム「西洋中世の動物を巡るテクストとイメージ」

科学研究費基盤研究(C)「13世紀前後の西欧における人、動物、動物表象の関係性を巡る学際的研究」(24K03801)の表象班が、
シンポジウム「西洋中世の動物を巡るテクストとイメージ」を、2025年3月29日(土)に開催します。

西洋中世を専門とする研究者やこの分野に関心のある方は、会場校(成城大学)のホームページから「事前登録」(期限:2025年3月24日(月))の上、ぜひご参加ください。

日時:2025年3月29日(土)13:00-16:30
場所:成城大学3号館1階 312教室 (〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20) 成城大学へのアクセス
参加費:無料

〈概要〉
本研究は13世紀を中心とし、その前後の時代を射程にいれながら、西欧中世における人と動物の関係を探るものです。中世における動物論的転回が起きたともされる同時代について、二つの観点からアプローチしています。第一には表象の領域で、文学や写本挿絵における動物を巡る表現を扱っています。第二には言説の領域で、現実における人と動物との関わりや、同時代における動物を巡る規範や理論を扱っています。両者を統合することで、人間中心主義的と一般化されがちな中世の動物観について分析し、学際的にその特徴と意義を明らかにすることを目指しています。
本シンポジウムは、本研究の一年目の締めくくりとして、表象班のメンバーに加えて、中世末期の狩猟書やタピスリーにおける動物表象を研究している髙木麻紀子氏をゲストに呼んで、初年度の研究報告をするものです。それぞれの研究の進捗状況を報告した後、本研究言説班のメンバー、会場の参加者と討論を行います。

〈プログラム〉
主催者挨拶
第一部 西洋中世のテクストに見られる動物
高名康文(成城大学)「『狐物語』に見られる動物表現――マルタン版の校訂を再検討しながら」
吉川斉(成城大学)「オウィディウス『変身物語』における動物表象――中世との接続を探る」
第二部 西洋中世のイメージに見られる動物
長友瑞絵(東京藝術大学大学美術館)「13世紀イングランドの『動物寓意集』――新たなリアリティとシンボリズム」
髙木麻紀子(明治学院大学)「天翔ける鹿――中世末期のフランス宮廷美術における動物表象」
第三部 全体討論

本基盤研究(C)には、龍谷大学文学部の山口雅広准教授(本学会会員)が研究分担者として参加しています。

今回のお知らせは以上です。

【新刊紹介】入谷秀一著『不真面目な戦争論 哲学者たちの生存戦略』ナカニシヤ出版。

2025年3月に、龍谷大学文学部の入谷秀一准教授(本学会会員)の新著が刊行されます。

『不真面目な戦争論 哲学者たちの生存戦略』
「真面目な」戦争に立ち向かい、死なずに負けずに最後に笑うは不真面目なる知恵。フランクフルト学派の研究者による異色の戦争論。

【目次】
はじめに
第一章 ギリシア人たちの戦争論
 ――ソクラテス・プラトン・アリストパネス
第二章 カントの外交
 ――『永遠平和のために』を再読する
第三章 カイヨワの挑戦
 ――祭り・戦争・遊び
第四章 戦争と権威主義
 ――合理性の逆説
第五章 武器としての笑い
 ――フロイトからジジェクへ
補説 「戦争ごっこ」のリアリズム
 ――二〇世紀の回顧と二一世紀への展望
おわりに 
 ――評価・提言・解釈

あとがき  
引用・参照文献 
人名索引  

関心をお持ちの方は、是非、書店などで手に取ってご覧ください。
またその他、詳細につきましては、出版社のホームページをご参照ください。

今回の新刊紹介は以上です。