龍谷学会・龍谷哲学会共催 学術講演会
講題:無限の想像力 ニコラウス・クザーヌスの思惟における限界超越の美学
講師:ミヒャエル・エッカート氏(Prof.Dr.Dr. Michael Eckert、テュービンゲン大学教授)
コーディネーター&通訳:大橋 良介 教授
日時:2009年11月5日(木)午後1時15分より
場所:龍谷大学 清和館 3階ホール
<ミヒャエル・エッカート氏について>
エッカート(Prof. Dr. Dr. Michael Eckert)氏は、1951年のお生まれで、哲学・神学・ロマン語文献学をヴュルツブルク大学、レーゲンスブルク大学で学ばれ、哲学および神学の学位を取得され、現在、テュービンゲン大学カトリック神学部教授です。
ご専門は、哲学と神学との境界問題、間文化的宗教哲学、形而上学、否定神学、美学と広範です。『超越作用と内在的超越――エルンスト・ブロッホにおける超越と内在による伝統的二世界論の変換』(1981年)、『神-信仰と知-シュライエルマッハーの哲学的神学』(1987年)という二つの著書をはじめ、比較宗教哲学やクザーヌスに関連した論文を多数発表されています。今回のご講演では、西洋哲学における「無限」概念の展開を追跡するとともに、図像・画像を用いてクザーヌスにおける「無限」の想像力を解明される予定です。